第61回九都県市首脳会議の結果概要について
本日(5月16日(水))、首都圏の九都県市の首脳が一堂に会して、広域的課題に積極 的に取り組むことを目的とした標記会議が開催されました。
会議では、本市をはじめ、各都県市の首脳からの提案等について協議し、国等へ要望 すること等を決定しました。内容については、別紙のとおりです。
なお、本市からは、別紙「1 意見交換に係る合意事項」(6)の「予防接種制度に係 る費用負担等の見直しについて」を提案し、子宮頸がん予防等、新たなワクチンの定期 予防接種化にあたっては、既に定期予防接種となっているものも含めた制度の見直しを 行い、国の責任において財源を確保するとともに、予防接種制度を円滑に推進するため の恒久的な組織の早期設置を国に要望することになりました。
出席者: 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎 太 郎 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
千 葉 市 長 熊 谷 俊 人(九都県市首脳会議座長)
<九都県市首脳会議 事務局> 千葉市 政策調整課 電話 043-245-5047 相模原市報道提供資料 平成24年5月16日 担当 広域行政課 電話 042-769-8248
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第 6 1 回 九 都 県 市 首 脳 会 議 の 結 果 概 要
平 成 2 4 年 5 月 1 6 日 九 都 県 市 首 脳 会 議 1 報告事項
(1)首脳会議で提案された諸問題についての検討状況等の報告について ア 国の出先機関の事務の先行移管のための協議会の設置について
国の出先機関の事務の先行移管のための協議会の設置について、国道16号 を 移 管 す る に は 財 源 の 措 置 や 人 材 の 移 管 を 含 め 解 決 す べ き 課 題 が あ り 、 移 管 に 向 け た 協 議 会 は 国 の 動 向 や 直 轄 国 道 の 移 管 の 道 筋 が 明 ら か に な っ た 段 階 で 適 切 な時期に設置することとした。
今後は、これまでの検討を踏まえ、九都県市は今後も連携しながら、国道16 号を含め個別協議路線などについて国との協議を進め、直轄国道の移管の推進を 目指すこととした。
イ 帰宅困難者対策について
帰宅困難者対策については、国と東京都が共同座長を務める「首都直下地震帰 宅困難者等対策協議会」の検討状況を踏まえながら、「むやみに移動を開始しな い」という基本原則を徹底するために、安否確認方法の周知に関する試行的取組 のほか、九都県市全域を網羅する帰宅支援情報の提供に資するため、電子地図提 供事業者や気象情報提供会社と帰宅支援情報の提供について、情報交換・意見交 換を行い、九都県市ならではの取組の方向性を定めた。
今後は、安否確認訓練や民間事業者との連携による帰宅支援情報の提供など、 九都県市共同で調査・研究し、可能なものから取り組んでいく。
また、各都県市がそれぞれ取り組んでいる訓練等について、検証及び今後の方 策を検討することとした。
ウ 大規模災害時における広域的な連携について
平時からの情報共有や連携を図るため、関西広域連合広域防災局と意見交換会 を実施した。また、国と各自治体間及び団体相互間の連携や情報共有を図るため の仕組みづくりについて、国に対しての提案を実施することとした。
今後は、全国知事会や指定都市市長会等の支援スキームと整合性を図り、九都 県市域外へ効果的に支援を行う体制の構築等について検討することとした。
エ 大規模災害時を想定した更なる防災対策の強化に向けた取り組みについて 大規模災害時を想定した更なる防災体制の強化に向けた検討について、常設の 防災関係組織や復興期までを担う組織、九都県市応援調整本部の強化策、また、 プラン、マニュアルの見直しなどについて協議した。
今後は、引き続き防災・危機管理対策委員会においてプラン、マニュアルの見
直しや、首都機能や行政機能が喪失するような大規模災害時に備えた枠組みの構 築に取り組むとともに、災害時における国と地方の役割分担についての国への提 案を行うこととした。
オ 基幹的防災拠点の検討について
防災機能の強化へ向け、新たな基幹的防災拠点を八王子JCT周辺及び横浜町 田IC周辺をはじめ首都圏内または東北・北陸・関西等各方面との結節点周辺に 整備すること、また、新たな基幹的防災拠点が有するべき機能等について、九都 県市としての意見を取りまとめ、国へ要望することとした。
カ 災害時における首都圏の高速道路ネットワークの緊急時マネジメント体制の 確立について
高速道路ネットワークの緊急時マネジメント体制の確立に向け、東日本大震災 時における高速道路会社、九都県市道路管理者の対応状況の確認と課題の抽出を 行い、緊急時マネジメント体制を確保するための実施策等を検討した。
今後は、この実施策について、実効性あるものとするため、国や高速道路会社 等と連携し、引き続き、国、九都県市及び高速道路会社等で構成される「首都直 下地震道路連絡会」等において議論、検討を深め、九都県市として国を主導し、 その実現に向け取組むこととした。
キ 九都県市における自転車安全利用対策について
九都県市共同の取組を推進するため、各都県市のこれまでの取組状況などを整 理するとともに、情報交換・意見交換を行い検討課題の抽出を行った。また、平 成24年5月に、九都県市一斉の「自転車マナーアップ強化月間」を実施するこ ととした。
今後は、「自転車に対する街頭指導を含めた啓発キャンペーン」や「放置自転 車対策、防犯対策と連動した取組」等の検討課題ごとに各都県市の取組状況の情 報交換・意見交換を行うなど引き続き九都県市共同の取組等について検討を行う こととした。
ク 首都圏のエネルギー問題について
首都圏のエネルギー問題について、東京電力株式会社の電気料金の値上げ及び 東京電力株式会社と原子力損害賠償支援機構による「総合特別事業計画」の策定 に関する緊急要望を行うとともに、安定的な電力確保に向けた行政支援策の検討 や、専門家ヒアリングなど官民連携インフラファンドに関する検討を行った。 今後は、国の動向を注視しつつ、エネルギー政策のあり方を検討するとともに、
安定的な電力確保に向けた行政支援策を取りまとめることとした。また、東京都 の先行事業を検証しつつ、九都県市におけるファンド検討の論点整理を行うなど、 首都圏のエネルギー確保に向けた官民連携インフラファンドのあり方の検討 を 行うこととした。
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ケ 知識・情報資源としての図書館の活用について
連携共同企画展示の実施、及び地域資料のデジタル化の研究を行うこととし、 構成員間の意見交換の場としてソーシャルメディアを活用することとなった。ま た、企画展示のテーマや開催時期、地域資料のデジタル化に関する具体的な研究 方法などを整理し、検討を行った。
今後は、ツィッターなどを活用しながら、9月上旬を中心に「自慢したい風景」 をテーマとした企画展示を九都県市で同時期に開催するとともに、地域資料のデ ジタル化については、フェイスブックを意見交換等の場として活用しながら、課 題の抽出など研究の取りまとめを行うこととした。
2 協議に係る合意事項
(1)地方分権改革の推進に向けた取組について ア 地方分権改革の実現に向けた要求について
第二期地方分権改革が、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現するという地 方分権改革の基本理念を貫徹し、真の分権型社会が早期に実現されるよう、九都 県市としての意見を取りまとめ、別紙1 のとおり、国に対して要求を行うことと した。
なお、今後、首都圏における特区制度の活用などによる国の出先機関の事務・ 権限の移譲、地方の税財源の確保に向けた研究を行うこととした。
イ 首長の在任期間の制限に関する意見について
首長の在任期間の制限について、地方の自主性・自立性を高めるとともに、地 方政治改革を推進するため、九都県市としての意見を取りまとめ、別紙2 のとお り、意見表明を行うこととした。
(2)第7回首都圏連合フォーラムの開催について
第7回首都圏連合フォーラムの骨格となる開催要領を 別紙3 のとおり決定し、今 後、フォーラムの開催に向け、詳細なテーマ課題等を検討するなどの準備を進める こととした。
(3)首都圏連合フォーラムの在り方について
首都圏連合フォーラムの今後の在り方について、検討を行うこととした。
3 意見交換に係る合意事項
(1)首都圏三環状道路の整備等による首都圏の災害対応力強化に関する要望について 首都圏の災害対応力の強化を図るため、首都圏中央連絡自動車道をはじめとする 首都圏三環状道路等の早期整備を図ること、また、基幹的広域防災拠点を新たに複 数整備し、首都圏三環状道路等のネットワークにより広域的連携を図ることについ て、九都県市として意見をとりまとめ、別紙4 のとおり、国に対して要望を行うこ ととした。
(2)石油コンビナート等民間企業の減災対策について
大規模災害時の被害の波及性の観点から、臨海部における石油コンビナート等特 別防災区域に立地する企業や、内陸部における一定数量以上の危険物等を取扱う企 業の防災力向上を促進するため、今後、国、自治体及び事業者の役割分担を踏まえ た取組等について、防災・危機管理対策委員会において検討することとした。
(3)原子力災害対策の体制整備について
国の防災指針による「防災対策を重点的に充実すべき地域」の範囲を越えた地域 に及ぶ災害を想定した、迅速な連絡体制や影響調査体制の構築及び防災資機材の整 備等の対策とともに、核燃料を扱う事業所・研究所のより一層の安全性を確保する ための検討を進めることについて、九都県市としての意見をとりまとめ、別紙5 の とおり、国に対して要請することとした。
(4)首都圏の防災力の強化について
首都直下地震の切迫性に鑑み、首都圏住民の生命、身体及び財産を守るとともに、 首都中枢機能を維持・確保する取組を早急に進めるため、首都圏域内における防災 力の強化と九都県市の集積を活かしたバックアップ体制の検討等について、九都県 市として意見を取りまとめ、 別紙6 のとおり、国に対して提言を行うこととした。 あわせて、九都県市域内でのバックアップ体制について、シミュレーション等の 研究を行うこととなった。
また、東京都で制定した帰宅困難者対策条例を参考とした対策を各県市でも検討 するなど、九都県市で連携して帰宅困難者対策を実施することの重要性を確認する とともに、節電対策についても九都県市が連携して実施していくこととした。
(5)行政情報の無い要支援者の早期発見について
住民登録を行っていない住民や、自らSOSを発信できない、あるいは発信しな い住民などの行政情報の無い要支援者の早期発見に向け、九都県市としての意見を とりまとめ、 別紙7 のとおり、国に対して要望を行うこととした。
また、要支援者の早期発見に向けた仕組みづくり等について、首都圏連合協議会 において検討することとした。
(6)予防接種制度に係る費用負担等の見直しについて
子宮頸がん予防等、新たなワクチンの定期予防接種化にあたっては、既に定期予 防接種となっているものも含めた制度の見直しを行い、国の責任において財源を確 保するとともに、予防接種制度を円滑に推進するための恒久的な組織の早期設置に ついて、九都県市としての意見を取りまとめ、別紙8 のとおり、国に対して要望を 行うこととした。
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(7)保育士確保の強化について
各地方自治体において様々な待機児童解消対策に取り組んでいるが、保育所の整 備や定員増を図っても保育士が集まらないという状況が見受けられ、保育士確保の 強化が課題となっているため、保育士の処遇改善及び人材育成に向けた制度の充実 について、九都県市としての意見をとりまとめ、別紙9 のとおり、国に対して要望 を行うこととした。
(8)九都県市における子育て支援策について
少子化対策は九都県市共通の課題であり、これまで各都県市それぞれが子育て支 援策を実施してきた。今後とも「社会全体で子育て家庭を応援している」というこ とをより強くアピールするため、各都県市が実施している事業を基に九都県市が一 体となった施策の展開について、首都圏連合協議会において検討することとした。 4 その他
(1)「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012」の開催について
横浜市から、新たなシンボリック事業として、毎年、夏から秋にかけて「美術」
「ダンス」「音楽」の3つのフェスティバルを1年ごとに開催し、本年はダンスフ ェスティバル「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012」を開催することについ て、紹介があった。
(2)「フェスタサマーミューザKAWASAKI2012」の開催について
川崎市から、首都圏で活躍する9つのプロ・オーケストラが短期間に日替わりで コンサートを開催する夏の音楽の祭典「フェスタサマーミューザKAWASAKI20 12」について、紹介があった。
(3)「ちばアクアラインマラソン」について
千葉県から、本年10月21日に開催される「ちばアクアラインマラソン」につ いて、本マラソン大会の紹介とコースの一部となる東京湾アクアラインの交通規制 への協力依頼があった。
5 次回は、平成24年秋、千葉市において開催する。
地方分権改革の実現に向けた要求
地域の自主性・自立性を高め、個性豊かで活力ある国家を築くためには、地方 分権改革の着実な推進が不可欠である。
そこで、本日、九都県市首脳会議は、政府に対し、真の分権型社会の構築に向 け、政治主導で迅速かつ全力で取り組み、地方の意見を十分に踏まえ大胆な改革 を断行するよう、以下の事項を強く要求する。
また、我々も当事者として、強力に改革を推進していく決意で臨むものである。
Ⅰ 真の分権型社会の実現
地方自治体が地域の特性を生かし自主的・自立的な行財政運営を行うことが できるよう、「補完性の原則」に則った国と地方の役割分担の適正化や、地方 の自由度の拡大などの観点から、次の改革を徹底して行うこと。
(1)更なる権限移譲の推進
国と地方の役割分担の徹底した見直しを進め、国から地方への権限移譲及 び都道府県から基礎自治体への権限移譲を大幅に進めること。
その際、移譲先の地方自治体に財政負担が生じないよう、確実な財源措置 を行うこと。
(2)更なる義務付け・枠付け等の見直し
国による関与、義務付け・枠付けについては、早期に、廃止を基本とした 更なる見直しを徹底するとともに、法制化により既に設定されたものの撤廃 も含め、「従うべき基準」の設定は行わないこと。また、条例による法令の上 書き権を認めるなど地方自治体の条例制定権を拡大すること。
(3)ハローワークの地方移管など、国の出先機関の原則廃止の確実な実現 国の出先機関の事務・権限については、住民に身近な行政はできる限り地 方自治体にゆだねることを基本に、都道府県・指定都市に移譲し、国の出先 機関の原則廃止を確実に実現すること。
その際、事務事業に必要な税財源等を一体的に移譲するとともに、人員の 移管については、地方と十分に協議を行うこと。
また、以下の事項を踏まえて取り組むこと。
ア ハローワークについては、地方が担っている事務・権限との一元化に より、住民の利便性向上などの大きなメリットを生み出せることから、 別紙1
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何ら権限移譲を伴わずに二重行政を助長する国と地方の一体的な実施な どではなく、直ちに移管すること。
イ 「直轄道路」、「直轄河川」については、早期に国において財源措置等 の具体的な制度的枠組みを個別協議の前提として明示するとともに、地 方が求めるものについて適切な移管時期などを関係自治体と十分に協議 した上で、移管すること。
ウ 「ハローワーク」、「直轄道路」、「直轄河川」以外の事務・権限につい ては、各府省が行った「自己仕分け」の範囲にとどめることなく、地方 が求める事務・権限を速やかに移譲すること。
(4)「国と地方の協議の場」の実効性ある運営
国と地方は対等・協力の関係にあるとの基本認識のもと、引き続き地方の 意見を真摯に受け止め、確実に政策に反映させること。
そのため、政策の立案の段階から、法に基づく分科会も含め、協議事項に ついて十分に説明するなど、実効性のある協議の運営を行うこと。
また、地方側の代表者の数を増やすとともに、指定都市の代表者を正式な 議員として位置付けるよう見直しを行うこと。
(5)真の分権型社会の実現に向けた「地域主権推進大綱(仮称)」の策定 真の地方分権改革を実現するため、「地域主権推進大綱(仮称)」の策定に 当たっては、地方との協議を事前に十分行い、地方の意見を反映させること。
(6)地方自治体の裁量権を広範に保障する地方自治法の抜本改正
現行の地方自治法をはじめとする地方自治制度は、地方自治体の組織・運 営の細目に至るまで規定し、事実上、国が地方行政を統制する仕組みとなっ ていることから、地方自治体の裁量権を広範に保障するため、地方の意見を 十分に踏まえ、早急に地方自治法を抜本改正すること。
(7)「自らの判断と責任で行政を運営する」という原則に立った国等の裁定的関 与の見直し
地方自治体が行った処分について、国や都道府県が審査請求・再審査請求 の手続を通じて関与する裁定的関与は、国民の権利利益を迅速かつ公正に救 済する仕組みにも配慮した上で、地方自治体が自らの判断と責任において行 政運営を果たせるよう見直すこと。
Ⅱ 分権型社会にふさわしい地方税財政制度の構築
地方の課税自主権の強化を前提とし、国と地方の役割分担に応じた税財政制 度を確立するため、次の改革を一体的かつ強力に推進すること。
その際には、我が国最大の大都市圏である九都県市の行財政需要を的確に反 映するなど、それぞれの地域の特性を十分に考慮すること。
(1) 税源移譲の確実な推進
地方が担うべき事務と権限に見合った地方税源の充実強化を図るため、国 と地方の税体系を抜本的に見直し、必要な地方への税源移譲を確実に進める こと。
また、国と地方の税体系を抜本的に見直す際には、真に住民に必要なサー ビスを地方自らの責任で自主的、効率的に提供することができるよう、地方 消費税について、税率の引上げを含めた積極的な拡充を図るなど、税源の地 域偏在性が少なく、安定的な税収を確保できる地方税体系を構築すること。
(2)地方の参画の下での「社会保障・税一体改革」の推進と地方税財源の確保 地方自治体は、医療、介護及び子育て施策など幅広い社会保障行政におい て、サービスの運営・給付主体として、重要な役割を果たしている。
このことを踏まえ、社会保障・税に関わる番号制度を含め、各種社会保障 制度の設計に当たっては、「国と地方の協議の場」を通じて地方の意見を的確 に反映させるとともに、今後も増加が見込まれる社会保障分野に係る行政需 要に見合った地方税財源を確保すること。
(3)地方法人特別税及び地方法人特別譲与税の即時撤廃
不 合 理 な暫 定 措 置で あ る 地方 法 人 特別 税 及 び地 方 法 人特 別 譲 与税 は 直 ち に撤廃し、国税化された法人事業税を地方税として復元すること。
また、地域間の税収格差の是正は、地方分権を踏まえた国・地方の税体系 の実現や、行財政需要を的確に反映させる地方交付税制度の構築など、地方 税財政制度を抜本的に改革する中で行うこと。
(4)地球温暖化対策に関する地方税財源化の制度の創設
地方自治体が地球温暖化対策に果たす責任と役割などを踏まえ、地方の意 見を取り入れながら、地方税財源化の制度を早急に創設すること。
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(5)地方の貴重な財源である自動車取得税及び自動車重量税の見直しにおける 地方税財源の確保
自動車取得税及び自動車重量税の見直しを行うに当たっては、これらの税 が地方自治体の都市基盤整備などの貴重な財源となってきた経緯を踏まえ、 国の責任においてこれに代わる安定的な地方の税財源を確保すること。
(6)地方の行財政需要の的確な把握と必要な交付税総額の確保
地方交付税については、地方の行財政需要を的確に把握し、地方の安定的 財政運営に必要な交付税総額を確保するとともに、地方交付税は、地方固有 の共有財源であることを明確化し、国による義務付けや政策誘導を排除する こと。
また、地方財源不足の解消に当たっては、地方が国に代わって借金する臨 時財政対策債を廃止し、地方交付税の法定率引上げによって対応すること。
(7)税源移譲までの経過措置とすべきである地域自主戦略交付金の取扱い 国庫補助負担金については、地方への税源移譲を中心とした抜本的改革を 進めるべきであることから、地域自主戦略交付金は、税源移譲までの経過措 置とし、国は速やかにその工程を明らかにすること。
地域自主戦略交付金の交付に当たっては、首都圏の都市基盤整備等の意義 や役割を踏まえた行政需要を斟酌した上で、各団体が担うべき事業の必要額 が安定的・確実に確保できるようにすることとし、国の一方的な財源捻出の 手段として総額削減は行わないこと。
また、地方自治体間の財政調整は、地方交付税により行うべきであり、地 域自主戦略交付金による財政力格差の是正は行わないこと。
さらに、交付金の使途は対象補助金の範囲内とせず自由に選択できるよう にするとともに、対象となる要件や補助率を撤廃するなど国の関与は最小限 とし、地方の自由度を高め、地域の知恵と創意が生かされる制度とすること。
(8)国と地方の役割分担を明確にした国直轄事業負担金の見直し
国直轄事業負担金の見直しに当たっては、国と地方の役割分担を明確にし た上で、国が行うべき事業は、国が全額費用負担し、地方が行うべき事業は、 権限と必要な税財源を移譲するとともに、見直しの具体的な手順等を盛り込 んだ工程を早急に示すこと。
ま た 、 国 直 轄 事 業 の 実 施 や 変 更 に 当 た っ て は 、 国 直 轄 事 業 負 担 金 を 負 担 する都道府県及び指定都市の意見を確実に反映すること。
なお、国は、地方が国に支出した国直轄事業負担金について、厳正な検査
を行い、不適切な支出を防止し、不適切な支出等があった場合は地方自治体 に負担金を返還する仕組みを検討すること。
平成24年 月 日
内閣総理大臣 野田 佳彦 様 九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎太郎 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
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首長の在任期間の制限に関する意見
首長の在任期間の制限については、九(八)都県市首脳会議において、全員 一致で意見を取りまとめ、平成18年11月以来、アピールしてきたところで あるが、地方の自主性・自立性を高めるとともに、地方政治改革を推進するた め、本日改めて、次のとおり意見を表明する。
首長の在任期間については、幅広い権限を有する首長の時間的分権という観 点から、地方分権の基本的な考え方である各自治体の「自己決定・自己責任」 の原則を尊重し、法律により一律に制限するのではなく、在任期間を制限する かどうかや、制限する場合の在任期数などを条例にゆだねる仕組みとするよう、 関係法令を改正すること。
平成24年5月16日
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎太郎 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
別紙2
1 趣 旨 今 後 の 首 都 圏 に お け る 連 携 施 策 に 取 り 組 む ため 、
九 都 県 市 の 首 脳 と 経 済 界 の 代 表 等 民 間 の 方 た ち
な ど に よ る フ ォ ー ラ ム を 設 置 し 、 行 政 と 民 間 の
取 組 状 況 を 踏 ま え 、 幅 広 く 率 直 な 意 見 交 換 等 を
行う。
2 日 時 秋の首脳会議と同日に開催(2時間程度)
3 場 所 秋の首脳会議と同じ場所
4 構成員 九都県市首脳、地域経済団体の代表、有識者等
5 テーマ分野 経済活性化のための国際化策
第 7回 首 都 圏 連 合 フォーラム開 催 要 領
別紙3
首都圏三環状道路の整備等による
首都圏の災害対応力強化について
首都圏は、我が国の経済・産業の中心的な役割を果たしており、東日 本大震災から我が国が復興し日本経済を再び成長軌道に戻すためには、 国際競争力の強化や地域の活性化に資する高速道路ネットワークの強化 は不可欠である。
しかしながら、その整備は十分ではなく、都心部への自動車交通の集 中による深刻な交通渋滞や、それに伴う多額の経済損失、環境負荷の増 大等を招いている。
首都圏三環状道路は、これらの問題を解決することが期待されるとと もに、首都圏の広域的な連携を強化するうえで重要な道路である。
さらに、災害時においては、首都圏の機能を維持するとともに、救援・ 救 護 活 動 を 支 え る 進 出 拠 点 や 活 動 拠 点 等 を 結 び 、 広 域 交 通 基 盤 の 代 替 性・多重性の確保など一層の防災力の強化においても首都圏三環状道路 の重要性が増したことから、整備が遅れている首都圏中央連絡自動車道 及び東京外かく環状道路の早期完成が望まれている。
また、東日本大震災では、現地対策本部や物資の輸送拠点等の機能を 担う広域防災拠点の整備の必要性が再認識された。
現在、国は東京都と川崎市に基幹的広域防災拠点を設置しているが、 首都圏の防災力をより一層向上させるためには、基幹的広域防災拠点を 更に整備し、東北・北陸・中部・関西方面と首都圏三環状道路等のネッ トワークで結ぶことが不可欠である。
とりわけ、首都圏中央連絡自動車道は、首都圏から放射状に延びる高 速道路とネットワークを形成し、東日本と西日本を結ぶ大動脈であると ともに、東京湾アクアラインと一体となって、成田空港と羽田空港をは じめ、陸・海・空の拠点を結ぶ首都圏における基幹ネットワークである
別紙4
が、大栄・横芝間については、他の区間と比べ事業の進捗が極めて遅れ ている状況にあり、早期の全線開通に向けた取組みが急務である。
ついては、このような状況を踏まえ、下記の事項を要望する。 記
1 首都圏三環状道路である首都圏中央連絡自動車道、東京外かく環状 道路、首都高速中央環状線並びに、高速横浜環状北線及び北西線の早 期整備を図るとともに、これらに必要となる財源を確保すること。 2 首都圏中央連絡自動車道で開通目標が明確でない区間については、
早期完成に向け、より一層の整備を推進すること。
特に、大栄・横芝間については、ミッシングリンクとならぬよう、 早期に本格的な用地取得並びに工事を推進し、他の区間に遅れること なく一日も早い完成を図ること。
3 東京外かく環状道路の常磐自動車道・東関東自動車道間については、 開通目標に向け、早期整備を図ること。
また、関越自動車道・東名高速道路間については、予定どおり確実 に完成させるとともに、東名高速道路以南についても、計画の早期具 体化を図ること。
4 首都圏の災害対応力をより一層向上させるため、基幹的広域防災拠 点を新たに複数整備し、首都圏三環状道路をはじめとしたネットワー クにより広域的連携を図ること。
平成24年 月 日
内閣総理大臣 野 田 佳 彦 様 財務大臣 安 住 淳 様 国土交通大臣 前 田 武 志 様
内閣府特命担当大臣(防災、「新しい公共」、男女共同参画) 中 川 正 春 様
九都県市首脳会議
座 長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎 太 郎 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
原子力災害対策の体制整備について
東京電力福島第一原子力発電所における事故による影響は、現行の原 子力防災の枠組みで想定している区域をはるかに越え、首都圏にまで及 ぶ広域的な範囲で、飲用水の摂取制限や農産物の出荷制限などを始め、 様々な被害をもたらしている。
現在、国において原子力防災に係る制度全般の見直しが進められてい るが、既存の原子力発電所から離れている九都県市等に直接適用される 具体的な防護対策案は示されていない。
こうした実態を踏まえて次の措置を講じることを要請する。
1 国の防災指針による「防災対策を重点的に充実すべき地域」の範囲 を越えた地域に及ぶ災害を想定し、迅速な事故情報等の連絡体制や飲 食物等の影響調査体制の構築、及び防災資機材の整備等の対策を速や かに実施すること。
2 核燃料を扱う事業所・研究所について、より一層の安全性を確保す るための検討を進めること。
別紙5
平成24年 月 日
文部科学大臣 平野 博文 様 経済産業大臣 枝野 幸男 様 環 境 大 臣
原発事故の収束及び再発防止担当 内閣府特命担当大臣
細野 豪志 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎太郎 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
首都圏の防災力の強化に関する提言
先の東日本大震災において、想定をはるかに超える甚大な被害が発 生したことを教訓として、災害に対する備えの抜本的な見直しが迫ら れている。首都圏においても、最近の研究により、首都圏下に存在す るプレートの境界が従来の想定より場所によっては約10㎞浅いことが 確認され、仮に首都直下地震が発生すれば、広い範囲で従来の想定を 超える強い揺れが襲う可能性があることが指摘されている。マグニチ ュ ー ド 7 ク ラ ス の 首 都 直 下 地 震 が 今 後 30 年 以 内 に 発 生 す る 確 率 は 70%程度とされるなど、極めて切迫しており、これに対する備えは喫 緊の課題である。
首都圏は国の政治・経済等の中枢機能を担っており、この首都中枢 機能が深刻な打撃を受ければ、首都圏住民の生命・財産が脅かされる ことはもとより、国全体、ひいては世界に及ぼす負の影響は計り知れ ない。首都直下地震が発生したとしても、住民や企業の安全を守ると ともに、首都中枢機能を維持・確保することが、行政としての責務で ある。
国においては、首都中枢機能が全く機能しない、あたかも首都圏が 壊滅するという極端な前提を置いて、首都圏外の遠隔地にバックアッ プ拠点を整備するための議論を行っている。
もとより、最悪の事態を想定し、遠隔地においても首都中枢機能の バックアップ機能を持たせることは否定されるべきものではない。し かし、遠隔地におけるバックアップは、発災後速やかに機能させるこ とが物理的・時間的に可能なのかなど、十分な精査が必要である。こ うした検証のないまま、一足飛びに遠隔地でのバックアップ整備を進 めてしまえば、かえって被災時に深刻な混乱を招きかねず、疑問であ る。
既に、九都県市においては、東日本大震災の被害状況を踏まえた新 たな防災計画の見直しの動きが本格化している。例えば、東京都にお いては、最新の科学的知見に基づき、首都直下地震等における新たな 被害想定を取りまとめた。こうした、科学的根拠に基づいて起こりう る被害像を分析し、被害を軽減するための実効性ある手立てを講じて いくことが、今まさに求められている。
その際、何よりも優先されなければならないのは、首都圏住民の生 命、身体及び財産を守ること、そのために首都機能への打撃を最小限 に食いとめることである。その上で、万が一の場合に備え、九都県市 を中心とした首都圏の中でバックアップ機能を強化するなど、迅速か つ機動的に対応できるバックアップの構築に向けた取組を早急に進め
別紙6
以上を踏まえ、首都圏全体の防災力の強化に向けて、以下に取り組 むことを提言する。
1 首都直下地震をはじめとする災害から首都圏3500万住民の生命、 身体及び財産を守ることと、国の政治経済の中枢機能への打撃を最小 限にとどめることを最優先にし、国として新たな被害想定を早急に示 し、首都圏域内における防災力の更なる強化のための施策を推進する こと。
2 首都中枢機能のバックアップの検討に際しては、首都圏を構成する 九都県市の集積を活かした、迅速に機能しうるバックアップ機能の整 備と体制の強化の議論を深めるなど、様々な被害状況に的確に対応で きる、多層的なバックアップのあり方を早急に検討すること。
平成24年 月 日
内閣総理大臣 野 田 佳 彦 様 国土交通大臣 前 田 武 志 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎太郎 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
行政情報の無い要支援者の早期発見について
都市化や核家族化の進展を背景として、誰にも気付かれることなく死 に至り、相当期間を経過した後に発見される、いわゆる「孤立死」とい う痛ましい事案が後を絶たない。特に最近では、単身世帯だけではなく、 稼動年齢層の方が同居していながら、家族ごと孤立死に至るという異例 な事態も生じている。
各自治体においては、コミュニティやネットワークを活用した見守り 活動や買い物支援など、安心して暮らせる地域づくりの取組が進められ ているが、さまざまな事情により住民登録を行っていない住民や、自ら SOSを発信できない、あるいは発信しない住民など、「行政情報の無 い要支援者」への対策が喫緊の課題となっている。
これらの「行政情報の無い要支援者」でも電気・ガス・水道といった ライフラインは日々の生活で必ず使用することから、これらのライフラ イン事業者の協力を得て早期発見の仕組みを構築することが重要と考 えられるところであり、自治体自らが実施している水道の分野において は、その取組も進められている場合があるが、「個人情報の保護に関す る法律」(以下、「個人情報保護法」という。)がネックとなり、民間事 業者の協力が得られないケースが多い実態にある。
これらの課題の解決には、市町村の枠を超え、自治体と広域的な事業 者との包括的な法解釈の明確化や、事業者団体等との連携・協力が必要 であることから、「行政情報の無い要支援者」の早期発見に向けて、国 において下記に取り組むよう要望する。
1 検針時等に居住者の生活上の異変を発見し、生命の危険が予見され る場合において、ライフライン事業者による自治体への通報は、個人 情 報 保 護 法 に お い て 本 人 同 意 な し に 第 三 者 へ の 提 供 が 認 め ら れ て い るケース(※)に該当することをガイドライン上で明記する等、民間 事業者が自治体への通報をしやすくする環境づくりを行うこと。
別紙7
※ 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、 本人の同意が困難であるとき(個人情報保護法第23条第1項第2 号)
2 長期、頻繁な料金の滞納等、生活困窮が疑われる事例における自治 体への通報について、具体的事例の収集、分析等を通じて、個人情報 保護法上の取扱いを明確にすること。
平成24年5月 日
内閣総理大臣 野 田 佳 彦 様 厚生労働大臣 小宮山 洋 子 様 経済産業大臣 枝 野 幸 男 様
内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 松 原 仁 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎 太 郎 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
予 防 接 種 制 度 に 係 る 費 用 負 担 等 の 見 直 し に つ い て
わ が 国 で は 、世 界 保 健 機 関 が 勧 告 し て い る ワ ク チ ン の 一 部 が 予 防 接 種 法 の 対 象 と な っ て お ら ず 、先 進 諸 国 と 比 べ て 公 的 に 接 種 す る ワ ク チ ン の 種 類 が 少 な い 状 態 と な っ て い ま す 。予 防 接 種 は 、国 民 の 生 命 と 健 康 を 守 る 非 常 に 有 効 な 手 段 で あ り 、特 に 次 代 を 担 う 子 ど も た ち の 健 や か な 育 ち を 支 え る と と も に 、疾 病 予 防 に よ る 医 療 費 抑 制 効 果 も あ る 重 要 な 制 度 で あ る こ と か ら 、国 民 に そ の 意 義 と 効 果・リ ス ク 等 を 周 知 し な が ら 、 予 防 接 種 制 度 を 推 進 し て い く べ き で あ り ま す 。
現 在 、国 に お い て 予 防 接 種 制 度 の あ り 方 が 検 討 さ れ て お り 、任 意 予 防 接 種 の う ち 、公 費 助 成 を 実 施 し て い る 子 宮 頸 が ん 予 防 ワ ク チ ン 、ヒ ブ ワ ク チ ン 及 び 小 児 用 肺 炎 球 菌 ワ ク チ ン に 加 え 、水 痘 、お た ふ く か ぜ 、 B 型 肝 炎 及 び 成 人 用 肺 炎 球 菌 の 4 ワ ク チ ン に つ い て も 定 期 予 防 接 種 化 が 検 討 さ れ て い ま す 。こ の こ と は 、国 民 に と っ て 非 常 に 有 益 で あ り ま す が 、そ の た め に 必 要 な 接 種 費 用 の 負 担 の あ り 方 に つ い て は 、明 確 に 示 さ れ て い ま せ ん 。
現 行 の 制 度 で は 、定 期 予 防 接 種 の 費 用 は 、市 区 町 村 が 支 弁 す る と さ れ て お り 、そ れ ぞ れ の 市 区 町 村 の 努 力 に よ り 、そ の ほ と ん ど が 個 人 の 負 担 な く 実 施 さ れ て お り ま す 。
し か し な が ら 、厳 し い 財 政 状 況 の 中 で は 、既 に 定 期 予 防 接 種 と な っ て い る も の に 加 え 、新 た に 定 期 予 防 接 種 化 が 検 討 さ れ て い る も の を 含 め 、す べ て の 財 源 を 地 方 自 治 体 が 確 保 す る こ と は 困 難 で す 。子 宮 頸 が ん 予 防 ワ ク チ ン 、ヒ ブ ワ ク チ ン 及 び 小 児 用 肺 炎 球 菌 ワ ク チ ン だ け に 適 用 さ れ て い る 国 の 助 成 も 平 成 2 5 年 3 月 ま で と さ れ て い ま す 。
予 防 接 種 法 で は 、受 益 者 負 担 を 求 め る こ と が で き る と さ れ て い ま す が 、市 区 町 村 間 に お け る 受 益 者 負 担 の 有 無 や そ の 多 寡 に よ り 、著 し い サ ー ビ ス 格 差 と 接 種 率 の 低 下 が 生 じ 、制 度 の 根 幹 を 揺 る が す 恐 れ が あ り ま す 。
こ の よ う な こ と か ら 、 予 防 接 種 は 、 国 の 責 任 に お い て 、 全 国 一 律 に 実 施 さ れ る べ き も の で あ り ま す 。
さ ら に は 、 制 度 を 適 正 か つ 円 滑 に 推 進 し て い く た め に は 、 制 度 全 般 を 評 価 ・ 検 討 す る 機 能 な ど を 持 つ 恒 久 的 な 組 織 の 設 置 が 不 可 欠 で あ る と 考 え ま す 。
そ こ で 、 予 防 接 種 制 度 に 関 し て 、 次 の と お り 要 望 し ま す 。 別 紙 8
1 新 た な ワ ク チ ン の 定 期 予 防 接 種 化 に あ た っ て は 、 既 に 定 期 予 防 接 種 と な っ て い る ワ ク チ ン 接 種 も 含 め 、 抜 本 的 な 制 度 の 見 直 し を 行 い 、 国 の 責 任 に お い て 必 要 な 財 源 を 確 保 す る こ と 。
2 制 度 の 見 直 し に あ た っ て は 、 予 防 接 種 の 総 合 的 な 計 画 の 策 定 や 制 度 全 般 に 関 す る 評 価 ・ 検 討 な ど を 行 う 恒 久 的 な 組 織 を 早 期 に 設 置 し 、 制 度 の 適 正 か つ 円 滑 な 実 施 を 確 保 す る こ と 。
平 成 2 4 年 月 日
厚 生 労 働 大 臣 小 宮 山 洋 子 様
九 都 県 市 首 脳 会 議
座 長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎 太 郎 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
保育士確保の強化について
首都圏の各地方自治体では、待機児童解消を目指し、現在様々な対策に取り 組んでいます。
保育士の就労期間が短い傾向にある中、短期離職を防ぐための就労環境の向 上が課題となっています。
また、特に都市部においては保育士不足のため、保育所の整備や定員増を図 っても、保育士が集まらないという状況が見受けられます。
保育士を確保し、待機児童の解消を進めて、質の維持・向上につなげるため には、保育士の処遇改善の仕組みが必要です。
平成24年3月 30日には「子ども・子育て新システム」関連法案が、国会に 提出され、今後さらに、保育サービスの質的・量的拡大が求められ、ますます 保育士の人材育成と確保が必要となります。
ついては、保育士等、保育サービスを担う人材の育成のための方策を、従前 にも増して積極的に推進していくとともに、保育士が将来の展望を持って働き 続けられるよう処遇改善を迅速に図っていくため、以下の点について、一層の 取組の強化を要望します。
1 保育士の処遇改善及び人材育成に向けた制度の充実
保育士確保の強化に向けて、保育士の処遇改善や人材育成が十分に図れる よう、従来の保育単価を超える、保育所運営費の保育単価の引き上げなど、 事業者への取組支援を充実させること
別紙9
平成24年 月 日
厚生労働大臣
内閣府特命担当大臣(少子化対策) 小 宮 山 洋 子 様
九都県市首脳会議
座 長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 石 原 慎 太 郎 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫